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日本船舶海洋工学会誌 KANRIN(咸臨)

特集「計測・検査の最新動向」にあたって

日本船舶海洋工学会 学会誌編集委員会

近年ものつくりの分野においても、競争力向上と基盤技術の戦略的強化のための「超スマート社会」(Society 5.0)の実現に向けて、あらゆるものをつなげるIoT(Internet of Things)の推進が叫ばれている。IoTでは、あらゆるものの状態がネットワークにつながり、そこから様々な新たな価値を生み出すことが目標とされているが、そのためには、まず状態を把握する計測手段が必要となる。つまり、計測は重要なプロセスであって、それらの発展が新たな市場機会を生み出すことがきっかけになる。計測・検査機器の活用機会は、急速に拡大することが予想されており、試験・計測業界におけるインダストリアルIoTのグローバルの市場規模は、今後5年間の年平均成長率で約7.0%が見込まれている。このような背景を受けて、本特集では、「計測・検査の最新動向」というタイトルで、計測・検査分野の概況と、船舶海洋分野における計測・検査機器や手法の最新状況を紹介する。

まず、「計測技術」全般のそれらを取り巻く状況と今後の展開について、大阪府立大学の中谷直樹先生に概説をいただいた。

次に、近年の船舶の実船モニタリングにおいて、その重要性が高まっている軸馬力計測について、光反射式軸馬力計の計測原理や精度をMHI マリンエンジニアリング(株)の坂本利伸様に解説していただいた。

また、タンカー運航の実務に関しては、非常に重要な情報となる、カーゴタンク内の液面監視について、近年使用されているレーダー式液面計の性質や運用に関するポイントを、東京計装(株)の毛塚幹栄様にご紹介いただいた。

船舶海洋分野においては、海洋の状態把握のための計測も重要であり、リアルタイムモニタリングの観点から超音波を用いた計測は有効である。大阪府立大学の新井励先生には、超音波流向流速計による種々の計測の最新動向について概説していただいた。

さらに、工場における計測・検査については、ものの形状情報の電子化は今後不可欠であり、船舶海洋分野においてもその手法の検討が行われている。本特集では、三次元レーザースキャナの船体ブロックの形状計測への適用について、三菱造船(株)の小林康高様はじめ、日本船舶海洋工学会建造革新研究会より、その研究成果を解説していただいた。

本特集によって読者の方々が、検査・計測に対する関心が高まり、ICT 時代における計測技術の有意な活用につながれば幸いです。

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